「わが子は育てにくい」と思っている親であるあなたへ
意図的なこども、意志を持っているこどもは<育てにくい>ものです。

親や先生の言うことをただ聞くより
自分の意志で決める存在・・・
彼らは、大人の<ふつう>という枠には、収まらない。
彼らは、<親の思い通り>には、動かない。
彼らは、自分の好奇心に忠実だ。
彼らは、やらなければならないことではなく、やりたいと思うことを選ぶ。
彼らは、自分で決める。
彼らは、しばしば型破りだ。
彼らは、親の予想を超えたことをする。
このような<こども>を持つ親は、試されます。
そして、<こども>というのは、元来、源の存在なのだと思います。
優れた子に育てないといけない
健康でハツラツとしていないといけない
人並みにできないといけない
みんなと同じじゃないといけない
悪目立ちしてはいけない
根気良い子供に育てないといけない
意志の強いこどもにしないといけない
親としての自分の基準から少しでも外れたように感じた瞬間から <不安>が心に忍び込んできます。
「あの子のために、私がなんとかしなければいけないんです。」と。
自分が正しいと思うようにこどもが育てられないと、
次は、
自分自身を「だめな母親なんじゃないか・・・」と批判するようになっていきます。
こどもへのあたたかな愛情に、不安や心配というフィルターがつくと
良かれと思ってやっていることが、裏目にでてしまうことも珍しいことではありません。
わたしは、そんなことはしていない・・・
わたしに限っては、そこまで悪くない・・・
わたしは、そう思っていました。
あなたは、どうですか?
こどもが大好きで、大学で児童心理を学び、悔いのない子育てをしたい、
最高のお母さんになりたい・・・と努力してきました。
他人の親子関係や世の中のニュースを見ていると、
「何が問題なのか」手に取るようにわかっているつもりでした。
でも、皮肉なことに、自分の存在や言動、態度が、どれくらいこどもの可能性を阻んでいるか、苦しめることになっているか、自分のこととなったら、なかなか気づくことができないものです。