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人間関係の苦労。無意識に、その台本を書いていたのは<私>だった。




父の心臓そのものはこれからよくなることはない・・・

と、ドクターから説明を受けた日、

病院からの帰り道に、母がつぶやきました。



お父さんを怒らせないようにしないと。



無意識に口をついて出た言葉。



そう、母は父を「怒りっぽい人」と、その瞬間、無意識に確信していました。



<今>に、過去を影響させる危険



夫婦になって、52年。

父の虫の居所が悪いと、怒りのスイッチが入り、


母はその瞬間、圧倒され、固まってしまう。


そして、その怒りを避けるために、顔色を伺い、言う通りにする・・・


そんなくりかえしを、幼い頃、私も見てきました。


少なくとも、その時には、そう見えていました。

信念(思考、考え、思いこみ)が現実化するとしたら?

過去の経験から、「父は、怒りで人を圧倒する人」だと


母が思ったとしても不思議ではありません。

でも、もし・・・


自分の信念(思考、考えや思いこみ)を、人が経験するとすると・・・、


いつまでも怒らせないようにと細心の注意を払う人生になってしまいます。


あきらめて、昔からお馴染みの夫婦の緊張のドラマを続けるか、


それとも、


このくりかえしの原動力になっている<無意識の何か>を探検し手放し、


新しい関係をスタートさせるのか



「このくりかえしをやめたい?」と聞くと


母は、ゆっくり頷きました。


Avatar Persistent Identity Procedure

(しつこいアイデンティティ処理のプロセス)を使っての探検・・・



静かに自分で探検していた母が急に



私だったわ。そうか〜〜〜、わかった!

それは、何かが解明される瞬間。