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LGBT/トランスジェンダーである自分をごまかしてきた。止まっていた人生が、再び動きはじめた。


Yuto Hayashi  理学療法士 大阪市/

理学療法士育成の専門学校卒業一年前。



私の人生は、自分ではどうにもできないと思っていた。 



なぜだか理由はわからなかったが、批判されたり、ばかにされることが極端に怖くて、自分の本心を人に伝えることを避け続けていた。



友達には「悟ってるね~」とよく言われた。きっと、自分のことを傍観者みたいに見ていたからだと思う。



自分が思っていることを口にしないでいると、自分が本当に何を感じているのかも、どんどんわからなくなっていった。



人から何か聞かれたり、意見を求められたりした時に、思考が停止して頭が真っ白になる。


「何も言えずにフリーズしてしまう自分」


それが、何も解決しないという悪循環につながっていった。


~人生は、こんなもの~

人からは、達観していて悩みのない人、着実に技術を身につけて将来に向かっている人と、見られていたと思う。


でも、いまを思えば「生きながら死ぬ」「死にながら生きる」という感じだったと思う。


持ちたくない感情を処理できずに淡々と生きていた。


世の中へのあきらめ感や失望が当然のことだった。


そして、


性別/ジェンダーのことは、もっと太刀打ちができないほど大きな問題のように思えていた。




ある日、アバターコース に出会った。


「ほんまに私に効果があるのかな?」と疑いながら、探り探りの探険がはじまった。


最初のリサーフェシング ・ワークショップは、私にとっては驚きの連続。


本当に誰のことも気にせず、自分の意識と向きあった、初めての開放感。


手厚く最後まで粘り強くサポートしてくれるアバターマスターがいつもいた。


そしてハリー・パルマーさんが教材に書いてくれている内容や、お話は宇宙につながる感じがしていた。

二部では、望む現実を創ることに着手していくが、その時、人生でずっと起こっている<思考停止・フリーズ>する自分の感覚を感じた。


何かが、もやもやしていた。何だろう〜この感覚。


そして、他者からオッケーをもらおうとする衝動。


それをマスターに伝えると、答えをもらえる代わりに、アバターのツールを使って探検をただやり続けたらいいよと、アドバイスしてもらった。



「(自分のことを)口に出すとえらいことになる。いらんこと言うたらあかん。」


探検の途中で、急にこの言葉が浮上した。


トランスジェンダーだということを、絶対に知られてはいけない。


自分は喋らない方がいい。 自分のいうことは誰にも届かない。


幼稚園の頃、男の子も女の子もみんなトイレが一緒だった・・・

のに、小学校になったら、別々になった。


男の子は青で、女の子は赤いほう。


赤いほうに入るのが当然な流れで 「私は、こっちじゃないのにな~」という思い。

女性とみられることに抵抗があった。身体は、女性。気持ちは男性。


それと同時に、自分自身の身体に抵抗があるという自分も嫌だった。


「マジョリティー=正しい」という考えと、本当に感じていることの間で葛藤していた。


大多数の方にいたら、あたりさわりなく生きていける。


自分の感覚なんて、重要じゃないと閉ざしていた方が、波風立てずに生きていける。


そうやって、自分を隠し続けていた。



性別/ジェンダーのことは、高い壁のようで、誰にも打ち明けられなかった。


親との関係もオープンじゃなく、3人兄弟の一番上で、自分だけよく怒鳴られたり、殴られたりして、家出もしたこともあった。


ひとつひとつの出来事を許せずにいて、正直にコミュニケーションしないガラスの家族のように思っていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


幼い頃、感じた身体と心の違和感。


でも、それを告白したら自分が危ない・・・


人と違うことへの恐怖。


自分が何者であるか・・・隠し続けないといけないという重荷。


そう、その時に自分が決めたんだ。人を信頼しないと。


「私は、私の本当のことを誰にも言ってはいけない」と。


そのことに気づいた途端に

なぜ、人生をあきらめていたのか?

なぜ、自分の本当の気持ちが感じられずにいたのか?

なぜ、傍観者になっていたのか?

なぜ、波風立てずに大多数の人の側で自分を殺して生きていたのか?


そう、自分がそうしようと決めたんだ。


この感覚は、誰のせいでもない、自分が創り出したものなのだと腑に落ちた時、自分の本当に感じていることをありのまま感じられるようになった。


自分を隠して生きていくことが、アホらしくなった。


まずは、両親に本当のことを話ししたいと思った。


そして、自分で決める態度が戻って来て、止まっていた人生が動きはじめた。


その時、自分が「好きな女性とパートナーになって、両親や家族に祝福され、結婚する」という未来を自分が創り出せる・・・


なんてことは、想像を超えた夢のような話だった。

今、私はその幸せな生活を手にしている。

出発点になったのは、まぎれもなくアバターコースの探検があってこそ。

正直に探検するという勇気とそれをエンパワーしてくれたアバター教材とマスターに感謝している。



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Yuto Hayashi  大阪市



人生で、何もあきらめない!次のアバターコースは・・・

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