アバターコースの4日目。
「この練習やって何になるねん!」と批判的に感じたエクササイズがあった。
「意味がない」
「やっても無駄」
「興味ない」
「ほかにいいやり方がある」
さっさとその練習をすませたい衝動が心の底から湧いてきた。
アバターマスターから「その感覚を探検してみますか?」と提案してもらった。
私は、人生でどうしても現実にしたいことがあった。
それは「幸せなパートナーシップをつくりたい」ということ。
とにかく、恋愛がうまくいかない。半年以上、男性と付き合ったことがない。
友達との関係も切れてしまう。
人のことを、かけがえがない存在だとどうしても思えない。
「この練習が本当に役に立つの?」と聞くと、とっても確信を持って「YES」とアバターマスター。
第二部の別の練習では、価値判断を認識したり、創ったり、変えたりする能力を開発します。これで皆さんは自分の人生のパターンに、本当の意味で目覚め始めます。
「リビング・デリバレイトリー 自分が決める人生の生き方」
著:ハリーパルマー
そこからは探検。
覚悟を決めて、教材の練習をただやり続けた。
すると、急に「あぁ・・・」と暗闇に光が差し込んできたような瞬間があった。
これは、父に対しての価値判断だ。
父が家を出て行った時に、取り入れた<ものの見方>
「私は大丈夫」
「私にとって何の意味もない」
「いてもいなくても一緒」
「興味ない」
しっかりしている母と姉が弱っていた。
私がしっかりしなきゃと思った。
私まで、悲しんで弱っていたら、みんなで落ちてしまう。
私は何にも感じない。
悲しいとか感じない。
ドライかもしれないけれど、全然大丈夫。
「あなたが大丈夫なのが唯一の救い」と母が呟き、ますます私は感じないようにした。
そして、感じる代わりに「意味がない」「やっても無駄」「興味ない」という考えを握りしめた。
ただ1つの視点を守り、擁護するのは、何かを別の見方でみることを拒否するということです。(これが、こころの始まりです) 人は自分を特定の視点の中に閉じ込めてしまうと、同時に他のさまざまな視点からは自分を締め出しています。 「アバターの道」著:ハリー・パルマー
その当時握りしめて今まで離さなかった視点を、アバターの<ものの見方>についての練習の中でとことん探検していった。
すると、頑なに「真実だ」と思っていたことが、自分の中からはがれ落ちていった。
お父さんのことが大好き。そして、私にとってかけがえのない大切な存在。
それを感じたくなくて、無意識に<感じる>ということを閉じてしまっていた。
自分の気持ちを感じることをやめると、
人の気持ちを感じることにも興味がなくなった。
自分をボロボロにするような恋愛ばかりしていた。安売りしていた。自分を大事にしなかった。受験で自分をいっぱいにして、偏差値トップの大学に入学したけれど、それで目的を失った。心からみんなとの時間が楽しめなかった。ピリピリしていた。
未来の方が大事やな。ばからしくなった。
何も感じないことが強さ。だと思っていたけれど、
何でも感じることが強さ、なんだ。
何でも感じていい~。いつも感じている人でいたいっ!
心の中で秒針の音が聞こえてきて、時間が止まっていたなと気づいた。
17歳の時に止めた人生の時間 35歳になってやっと動き出した。
M.M 京都府
意図的に視点を変える能力は、アバター教材が回復させるものの一つです。 「アバターの道」著:ハリー・パルマー
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